遊学舎って何?
 遊学舎は学校に行っていない子供たちのための休養場と考えてもらえば良いでしょう。ここに集まる子供たちとしては中学生から高校生が主ですが、浪人生も大学生も加わることがあります。
学校という社会や家族という最小限の集団の中での生活が苦しくなった子供たちが集う場所なのです。
 ここでの主な目的は子供に<今の自分を考える時間を提供する>ということです。
 こちらは遊学舎寮と呼んでいます。勉強の時間、スポーツの時間、話し合いの時間などのプログラムがあるのですが、全て強制的な参加ではありません。人と顔を合わせたくなくて、自分の部屋に閉じこもっている子もいます。こんな子供の場合には心理療法士の訪問、若草クリニックの医師の往診や看護師の訪問看護などを試みますが、可能な限り自主的な変化を待ちます。
 勉強も遅れないようにということで、先生(教育療法士とケースワーカー)が3人いて指導してもらえます。その場面をフリースクールと称しています。高校受験や大学受験を一つの目標にしている子供にはその対応ができるように準備もしているのです。
ある程度改善されると、ここから予備校に通ったり、中学や高校に通ったりしています。若草病院思春期病棟と連携できていることはこの治療場の大きな強みです。精神科医師、看護師、精神保健福祉士などのパワーはデイケア、訪問看護、往診などの形で子供たちを治療的に動かす力になります。自傷行為、自殺企図、薬物中毒、暴力行為など自己コントロールする力の弱い子供の場合には若草病院を使うことになります。
 遊学舎は『如月並木館』の4階と5階にあります。
 遊学舎は、子ども達にとっての「居場所」であり、仲間・スタッフと一緒に時間と悩みを共有しながら、社会性を身に付け成長して行く場です